6月19日(土)、週間天気予報では雨のはずが、前日の予報ではピーカン。急遽、バイクの2年点検に松山のディーラーに持って行きま

した。

点検は数時間で終わるのですが、待っているのも退屈で、松山城ロープウェイ駅に「坂の上の雲」絡みで28糎榴弾砲のレプリカが据

えられていることを人づてに聞きましたので、行ってみることにしました。

ロープウェイの駅には有料の「坂の上の雲」のコーナーが設けられており、はかま姿のお姉さんたちが説明ししています。ところが肝

心の榴弾砲については一言も説明がありません。

3階の露天に設置されているらしいことは知っていましたので、「坂の上の雲」のコーナーはパス。エスカレーターで3階に上がりまし

た。ロープウェイの乗り場の案内はあるのですが榴弾砲の案内は皆無です。発券機の側にいた係員に聞くと道路沿いの引き戸を指

し示します。ハイハイ、そこにはまぎれもなく28糎榴弾砲が据わっているではないですか!!それも露天のまま。

案内板も申し訳程度のが一つあるだけ。「坂の上の雲」の秋山兄弟・正岡子規には力こぶを入れていますが、関連するもの、特に軍

事ものには、ここ松山も冷淡です。できることなら知らないでもらいたい、てな展示の仕方です。

このレプリカは、22年冬の第二シリーズで放映されるそうです。監修には佐山二郎氏という大砲の大家があたっており、スケールの正

確さ以外にも、発砲時に砲身が後退するギミックまで備えていると佐山様御本人から伺いました。

露天のまま人知れず朽ち果てて、最後は処分という方向を取るなら、いっそのこと今治市沖の来島海峡にある、芸豫要塞小島砲台

の砲座に据え付けてくれたらと思います。小島は今治市が史跡公園として要塞跡を整備管理していますので、観光資源としても一石

二鳥となるのですが・・・

注意!! 現在は芸予要塞小島砲台跡、来島海峡の小島桟橋広場に移設展示されています。