22年4月18日に淡路島の由良要塞、赤松山堡塁に行ってきました。赤松山には未遂を含めて三回 行ったことになります。

一回目は9月21日に単独行を試み失敗しました。これに懲りて地元の研究家Y,S氏に案内をお願いし、二回目に無事本懐?を果たすことができました。

堡塁へのルートも確認できたので、初回の失敗ルート確認することも含めて三回目の探索となりました。

一回目の失敗の顛末

21年9月21日に事前に推奨ルート等の情報を仕入れて寺川に沿って道のある処まで行き、そこか ら尾根に直登し、尾根沿いに進んで軍道に合流し堡塁に辿りつく計画でした。

尾根までは急坂を直登しましたが、さほど困難さもなく辿り着きました。ここから尾根沿いに堡塁へ向 けて進みました。要所要所には目印テープを貼っていったことは言うまでもありません。

尾根の藪を
しばらく掻き分け進むと軍道に続く小道に出ました。ここから振り返ると成ヶ島や紀淡海峡が見え、景色の素晴らしさに見とれたのが運の尽き。方向感覚を見失ない、頼りにしていたポータブルカーナビも北固定にしていたのに気付かずますます窮地に。

時間はまだ正午にもなっていなかったので、堡塁探索は諦め、とりあえず小道を辿って軍道に出て、 軍道を経由して由良まで降りることを考えました。

道なりに行くと軍道に出ましたので、伊張山堡塁方面に向けて進みました。道下の井戸遺構を眺め軍 橋を渡り、一部老けてはいましたが軍道をトレースていましたが、肝心の分岐点を見逃してしまい地 図上での小道に迷い込んでしまいました。

現在の地形図には軍道は記入されていませんが、問題の小道は伊張山堡塁西方にの林道につながっているようしっかりと記載されいます。

ところがこれが大ガセ。道は完全に老けて路の体をなさなくなり完全に斜面の連続です。岩肌もない代わりに土砂の続く斜面にウバメガシが繁茂している状態で携帯の電波も入りません。おまけに野生の鹿には出会うし・・。

等高線と思える方向に進んでいけば、そのうち柏原林道にたどり着くだろうと、痙攣した足を引きず って歩くこと二時間ほどで、弁当ガラなどのゴミが散乱するようになりました。最後の力で直登すると 果たして林道に出ることができました。伊張山堡塁の上方500m程の地点に出たことになります。

たまたま運良くトレッキングに通りかかった地元の人に会い、事情を話して由良の町まで車で送ってもらいました。

(場所を失念する直前、直登した尾根から紀淡海峡を望む)

現在は(H29年)、軍道分岐点等、主要な箇所に案内板が設置されているようです。
(由良要塞近傍図 角田誠氏より)
赤松山堡塁