乃木記念館
21年10月3日、日帰りツーリングを兼ねて香川県善通寺市にある
乃木資料館へ行ってきました。自宅から片道100Km強と言ったところ
です。F800STではちょっと物足りない距離でした。
この建物は旧陸軍第11師団の司令部として建てられ、初代司令官は
乃木将軍です。戦後幾多の変遷の後、陸上自衛隊に移管され第2教
育団本部と使用された後、乃木記念館として日露戦争他の諸資料や
遺品等を展示しています。また営門入口には自衛隊で使用された航
空機や戦車等も展示されています。
(師団長室、大小2脚の椅子に注目)
(師団長室への階段)
(乃木資料館前景)
(営門前に駐輪するF800ST)
師団長室には、大小2脚の椅子がありました。小さい粗末な方は乃木将軍が使用したようで、大きいハッタリをかました椅子
は、日露戦争で乃木将軍の参謀を務め、知将と言われ何度も同じ突撃で多くの将兵を死傷させる作戦を立てた伊地知参謀長
が、後日後任の師団長として赴任された折に使用されていた椅子です。小説「坂の上の雲」を読まれた方なら、知将として作戦
立案をされた伊地知閣下の人となりを御存じだと思いますが、この椅子一つ取ってみてもそれが伝わってくるように思えて仕方
がありません。
旅順要塞の中でも、特に激戦地であった東鶏冠山北堡塁奪取の戦いでは、ロシア軍の機関銃の前に、何回もの無為無策な突
撃命令で初級士官・下士官・そして多くの兵が死傷し、中でも高松出身者の部隊の中には全滅した部隊もあります。
次ページでは記念館に展示されている資料等を紹介します。