鵜来島砲台

平成25年3月9日、「善次郎の休日」のKさんからお誘いを受け、念願の鵜来島に行ってきました。

深夜3時30分に松山自動車道石鎚山SAで待合せ、ひたすら宿毛へ向けて出発です。

鵜来島へは宿毛市営渡船が片島港を7時出港。これを逃すと夕方までありません。

この島に砲台があったことは、アジア歴史資料センターの「佐伯防備隊付属陸上施設位置図」に書かれていて、ある程度知っていました。

ただ、自宅から遠すぎて単独行は無理なので指をくわえていました。

宿毛市営渡船「すくも」

宿毛海上保安署巡視船「あらせ」

船は50分程で鵜来島に到着。往きはそこそこ揺れましたが、ほとんど貸切状態でしたので、シートに寝てたので大丈夫。

鵜来島に到着。平地のほとんどない小さな島、と言うのが偽らざる感想でした。見かける住民の方は高齢の方が多かったです。

砲台のことを尋ねると、どなたも嫌な顔もせず一生懸命説明してくれます。中には一緒に現地まで案内してくれる雰囲気の方までいて恐縮の限りでした。

鵜来島の自然や風景については「善次郎の休日」」を見ていただけますと幸いです。

さて、善次郎さんの先導で、小道から折れて小石だらけの山道を登っていきます。頂上目指して登っていくと最初の遺構に出くわしました。「鵜来島施設図」では「発電機室」になっているところのようです。

「施設図」に書かれている道は老けてしまって存在しないか、誤記の可能性があります。また、「発電機室」もどうやら兵舎跡のようです。
結構、この「施設図」、他地域の遺構でも誤記が多く見られますので要注意です。

次ページでは兵舎跡や砲台跡などの遺構に行ってみましょう。

(鵜来島 クリックすると拡大します)