18年10月30日、由良要塞の砲台群の中で1番最初に探検ごっこに出かけました。
学研「日本の要塞」の中にこの
堡塁の簡単な記事もあり、国交省「ウェブマッピングシステム」地形図等と見比べて大体の当りをつけました。
城郭
研究家のST様に、この堡塁探検のことをメールで告げると、残ってはいるが破壊されてしまっているとの返事を頂きました。
残っていればめっけものと準備を始めました。
どうも軍道がそのまま林道に変わっているようで、堡塁の場所で不自然に大きく迂回しているのが分かります。初めての淡路島由良要塞ですので、早朝、旧愛車R1100Rで出発しました。今回は鳴門大橋以降はGPSに頼りっぱなしです。
洲本ICを降りてからはGPSが旧道をナビしていて、小さなトラブルはありましたが、軍道をセメント舗装で改修した林道入口まで無事にたどり着くことができました。そこからはクネクネの林道を低速で上ること約20分で開けた場所に到着しました。
山側左手の堡塁入口にはの「旧陸軍省伊張砲台跡」との案内柱がありました。早速中に入ります。
(堡塁入口)
入口から入っていくと、ST様からよりも、聞きしに勝る状況でした。
通路を南下し交通壕を一周することにします。堡塁背部に当たるところには破壊され尽くした砲側庫、反対側には井戸・浄水施設があります。
ほぼ一周し、林道に至る直前に下り坂があり一番低い所から隧道が堡塁内に向けて伸びています。底部から坂を上り一旦林道に出ます。林道拡幅の際に堡塁諸施設が破壊撤去されたようです。
由良要塞伊張山堡塁
(伊張山堡塁配置図 作図角田誠氏)
(伊張山堡塁航空写真 国交省ウェブマッピングシステムより)