石原岳堡塁
石原岳堡塁の入口から内部に入っていきます。公園の案内板や
説明版も整備されており、初めて訪れた人でも大体のことは分
かると思います。入口の石柱には扉のヒンジが残っていました。
入口手前からは堡塁を一周する交通壕がありましたが、まず先
を進みます。入口を過ぎると左右両翼の広場に繋がる道があ
り、その先に地下弾薬庫・兵舎が並んでいます。それらを超える
ように階段が付き、その先には砲座・砲側庫が並んでいます。
トンネルを約50m程進みます。整備されており心配は要りませ
んでした。ただし照明は点灯していませんでしたので懐中電
灯等が必要でしょう。先端で階段が分かれて左右2ヶ所の窖
室へと入ります。窖室の内部は石積みでできており、銃眼部
には弾除けの鉄板がはめ込まれていました。ここから壕内に
侵入してきた敵を掃射する訳です。形から見て機関銃ではな
く、小銃の一斉射撃のための銃眼だったようです。
中庭から地下弾薬庫・兵舎に繋がるスロープが整備されてい
ます。向かって右の部屋には井戸があり、その他の兵舎も整
備されていました。砲座に上る階段があり、1番左端にはこの
堡塁の特徴的な点、側防窖室(カポニェール)への連絡トンネ
ルがあります。
次は、砲座・砲側庫へ行って見ましょう。