鶴原山堡塁砲台

H24.4.28とH26.2.1に鶴原山砲台探検ごっこに行って来ました。

岩根鼻堡塁砲台の南方500m、標高100mの小高い山の頂上に鶴原山堡塁砲台はあります。

以前、航空灯台(廃止)設置のため遺構は破壊されたとの情報もありましたが、主要遺構は放置プレイの状態で現存しております。

ここには、明治期要塞定番の24糎カノン砲6門と9糎カノン砲2門を備砲していたようです。

明治30年(1897)築城に着手し、34年に完了したとのことです。

この堡塁砲台には、掩蔽部や電燈、地区砲兵指令所等の付属施設も造られていました。

鶴原山への道(軍道跡)は航空灯台設置の際に整備された後、放置されています。

棘や木々に阻まれ、荒れるに任せていますが、剥がれたアスファルト舗装や錆びついたガードレールなどがあり間違う心配はないと思います。(途中の駐車場手前から岩根鼻堡塁砲台と分岐しています。)

井戸を通り越すと掩蔽部へとつながります。井戸の部分から南方向へ進むと9糎カノン砲座へと続きます。

赤丸が実際の指令所の場所

地下掩蔽部には、いろいろな方が掲載されている廃車体がありました。

掩蔽部自体には大きな損傷もなく、1世紀以上の時を経て健在です。滴り落ちる雨水により鍾乳石様のものができていました。

掩蔽部から大きく交通路を迂回すると24糎カノン砲座にたどり着きます。

(掩蔽部までの軍道、井戸が見えたら到着)

(砲座手前にある地下掩蔽部)