忠海港から大三島(盛港)までの小さなフェリーの旅

フェリーは、ごらんのように小さい上に、画像では分かりにくいのですが、車両搭乗口が前後対称についています。ですから離発着の際にいちいち方向転換をする必要がありません。

ほぼ一時間に一便出ており、沖合いの藝豫要塞の一つ、大久野島(毒ガス製造の島と言った ほうが有名かもしれません)に寄航する便もあます。

約30分弱の船旅と言ったところでしょうか。
当時の愛車R1100Rを積んでいます。近距離のフェリーに よっては、船員さんから停車場所の指示は受けますが、今回のように、転倒止めのブロックなどは自分で差し込むケースも見られます。地元の常連さん(原付)はさっさとお決まりの場所に留めて客室へと入っていきます。

出港後、しばらくすると右手に大鉄塔のある島が見えてきます。これが大久野島です。大鉄塔の下に中部砲台 があり、28cm榴弾砲6門が据えられていました。

現在は4門、2砲座しか残っておらず、おそらく大鉄塔建 設の際に埋められたのだと推測します。

要塞廃止後は毒ガス製造の島として、引き続いて地形 図から抹消されることとなります。

今ではウサギの島としてシーズンには多くの観光客が 訪れています。