砲塔井の螺旋階段を上ると、プラネタリウムのようなガラス張りの

ドームに出ます。ここもきれいに整備され、豊後水道の景色は最

高です。ドームの裏側には土盛りがあり、通風口のようなものも

見られます。ちょうど下には畜力機室があるようです。陸軍に移

管された砲塔砲台は、陸軍で初めての水圧を動力とするもの

だったので操法熟練に苦労したようです。ただ、測距に関しては

頑なに陸軍方式を行ったとのことです。

帰りは臼杵から八幡浜までフェリー、国道と高速利用で無事故で帰宅しました。阿蘇・鯛生金山と

走りまわった2日間でしたが、疲れの少ないR1100Rでの楽しいツーリングでした。

リフトを使って下に降り、慰霊塔、地下弾薬庫、兵舎跡の遺構等を

見て回りました。慰霊等の前には30糎砲弾が置いてありましたが、

何とも言えない気持ちでした。一説によると弾底信管部にガタがあ

り、発砲時の装薬の火炎が弾丸内の火薬に移って砲身内で爆発

し、大参事になったとのことです。合掌。

2カ所ある地下弾薬庫入口の一方には、最近海中から引き揚げら

れた二式大抵のプロペラが飾られていました。弾薬庫の中は催し

物用に改装され、奇抜な床の模様となっていますが、余りにも音が

反響しすぎて使い勝手は良くないと思います。兵舎跡は跡かたもな

く、山肌に用具庫らしき物の跡が残っているのみです。

(丁寧な仕事してますねぇ〜)

(帰りに利用した臼杵からのフェリーと、航路に浮かぶ要塞の島「高島」・佐賀関)