馬路森林鉄道

18年8月6日、家族サービスを兼ねて、馬路村までドライブに行きま

した。当然狙いは馬路村のミニ森林鉄道、水力インクライン、魚梁

瀬の森林鉄道、そして道路沿いに残る森林鉄道の跡の探検ごっこ

です。当然家族はそのような魂胆があるのも知る由もなく、ドライブ

の始まりです。壱岐島の黒埼要塞の時と同様、家族連れではホン

トにサラッと流す程度にしか探検ごっこはできません。チョッと深入

りすると家族からのブーイング続出です。

馬路村のミニ森林鉄道は残念ながら直前の水害で路盤、橋脚流

出で運休となっていました。森林鉄道で活躍したポーター製のSLを

縮小したレプリカで動力は内燃機関のようです。その横にある重力

式インクラインは動いていましたので、頂上は見晴らしが良いとか

何とか言って家族を説き伏せ乗りました。つるべ式のインクライン

で、搬器と錘に水を交互に入れたり排出したりすることでバランス

を変化させ上下する仕組みです。

(乗車体験できる谷村式・野村式他の車両)

(馬路の休業中のミニSLとインクライン)

馬路村を後にして、魚梁瀬ダム経由で森林鉄道のある魚梁瀬に向か

いました。森林鉄道といっても線路は魚梁瀬ダムの水底であり、移転し

た高台の広場に大きく円を描く形で森林鉄道はありました。昔使ってい

て保存していた「野村式」機関車を整備しなおして走れるようにしたもの

のほか、「谷村式」をまねて新造したロッド式の機関車、いずれも昔、

高知市の各工場で作られたため「・・式」という名前が付いています。料

金を払えば機関車を運転できます。ホントは自分が運転したかったの

ですが、家族サービスの手前、娘に運転させることにしました。嫌がっ

ていたわりには動き出すとまんざらでもなかったようです。

新造した「谷村式」のブレーキ装置は、一般のとは逆で左へ回すとブレ

ーキが掛かるようです。また車庫内にあった「野村式」は自動車のハン

ドル状の物を回すことでブレーキが掛かるようになっていたようです。

側線には木造客車、車庫手前には自走モーターカー(正式名称忘れま

した、冨士工業製ナンタラカンタラだったかな?)

さて、帰りは行きがけに目星をつけておいた、道路沿いの配線跡を家

族に不満を言われない程度に、そのつど停車して写しながら帰宅しま

した。家族を餌にすると家から出やすいのですが、その分団体旅行的

滞在時間となってしまい、痛し痒しと言ったところです。

魚梁瀬森林鉄道跡に行く