(兵舎基礎跡とセメントの平土間)

次は、お目当ての15pカノン
砲座跡へ行ってみましょう。

施設図では「発電所」となっている場所は兵舎跡が濃厚です。セメントの平土間をはさんで洗面所や居室、便所があったように見えます。

発電所であれば、機材を据え付けた跡や基礎ボルトの残骸等が見受けられるのですが、まったくそれらしいものが見当たりません。

また、建物があった端には、海側からは擁壁に見える偽装壁があり、ところどころに銃眼状の監視口がありました。同様の偽装壁は
由良衛所にもありました。

(偽装壁の沖には姫島が浮かぶ)

(偽装壁の内と外側・監視口が見える)

(洗面台と便所跡)

兵舎跡を過ぎ道を進むと、偽装壁から左へ入る踏み分け道がありましたが、そのまま先へと進みます。
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例の施設図には載っていない道で、兵舎跡(施設図・発電所)から頂上を南側に巻いて弾庫に到着します。

弾庫の道を挟んだ反対側には、頂上の神社跡に上るための石段と鳥居がありました。弾庫については施設図と一致するようです。破壊された基礎部分と壁の一部が残っていました。

(指揮所のあった頂上へ登る石段)

(弾庫の基礎跡)