(弾薬庫)

角島大橋を渡って探しながら走ったときは見落としました。角島灯台から戻るときに、クロスさんにお願いして、順法運転でしばらく走ったカーブミラーある箇所に、1基の砲座と弾薬庫跡が道を挟んで存在するのを見つけました。

砲座は草ぼうぼうで周囲をコンクリートで取り囲んだ円形の盛り上がりで、まったく当時の様子をとどめませんでした。参考に発掘調査時の資料を載せておきます。

(民家になった観測所跡)

ラ式15センチカノン砲

備砲されていた本砲は、ドイツ・ラインメタル社製の基筒式固定砲で、独特の砲尾と防楯を装備している。

支那事変の際、揚子江沿岸の江陰西山砲台から4門鹵獲したものを改修して設置したとのことである。

角島大橋・灯台の景色がよく、見とれてしまい思いのほか時間を食ったこと、真夏日で暑くてバテ気味だったこと、下関要塞をのぞきに行く時間が迫っていることなどで、アッサリと角島砲台探検ごっこは切り上げました。

灯台近くには探照灯施設があったようですが、完全に破壊され跡形もないようです。他の方の角島関連のホームページ等には崩れかけた兵舎・倉庫跡などが載っていますので参考にされてください。

(砲座跡、カーブミラー後方の草に覆われた部分、クリックしてください)

佐山二郎共著「日本の大砲」194p〜より転載

(配備されていたラ式15糎カノン砲)